名古屋、大阪のフィギュアスケーター向け定期出張アライメント&トレーニング指導、インソール作成会に行ってきました。
今回もレベルに応じた問題の解決策をオフアイス指導しました。
場所を提供していただいた
プロショップマキさん
アイススペース大阪さん ありがとうございました!
◉名古屋の8歳の初級の男の子のケース
・足元のグラグラで安定してイン、アウトのエッジに乗れない。
・上半身がふにゃふにゃしてしまう
まずは足元の不安定な状況は、
膝に対してスネが外向きねじれてしまう
「下腿外旋」によるニーイントウアウトによって
低いポジションを取ろうとすると、
いつも足の内側に体重をかけてしまうことで
足裏が扁平足の状態で固まってしまっている状況でした。
足裏のセルフケアを指導し、
足の機能回復をさせたところ
片足での立位や片足での屈伸が一気に安定しました。
通常は足の機能回復だけでここまで安定することは珍しいのですが、
この子の場合足裏のセルフケアだけで
片足での安定が増し、股関節にも乗れるようになり
バランスをとるために動いていた
上半身のふにゃふにゃも解消されました。
もちろんセルフケアで良い状態にした足裏は
インソールでキープされるように
良いアライメントを再現した足型を取りインソールを作成しました。
◉関西6級6年生女子選手のケース
・ループの調子が悪くなった。
・サルコウで上がろう、回そうとして肩が上がってしまう
練習ビデオで解析したところ
ループではジャンプレッグのエッジが浅くエッジからの回転力を得られていないことがわかりました。右足アウトエッジを股関節から作ることができずの体全体で倒れこみ傾斜を作っているために回転軸が傾いたまま飛んでいました。
右足のクロスのポジションが深く取れないのでチェックしたところ、右股関節の外転筋の緊張が見られたので、右の中臀筋、大腿筋膜張筋にターゲットを絞ったストレッチ&セルフケアを指導、EMSを使用し緊張を緩めました。
これによってループ時の正しい体と脚の位置関係と股関節からのアウトエッジのポジションが一気に取りやすくなりました。
一方サルコウでは、足場を作るためにカーブではなく、ウェイトをシフトさせて真上から乗ることでジャンプの足場を作ってしまっていたために、踏み切るときには左エッジがフラットに近くなっている状況でした。これでは本来の足元から起こる強力な回転力を得ることができません。それ故に浮こうとして、回そうとしてしまうために上半身をあおってしまっていました。
また、3ターンでもエッジがしっかり傾いて乗っているという意識が弱かったことも回転力を弱める原因となっていたようです。
サルコウの基本ポジションを復習し、エッジの傾きを脚のどこから作っているのかを理解してもらい、左インエッジがフラットにならないようエッジのリーンをキープしたままジャンプをする動きのトレーニングを行いました。
跳べていたジャンプが急に飛べなくなるのは
靴の急な故障を除いては
1、ベーシック(ジャンプなど技術の基本構造)を理解していない。
2、体に問題が起きた(練習のしすぎによる筋肉の過緊張など)
のほぼどちらかです。
フットトレーナーズでは、
インソール作成時や指導時のアライメントチェックにて
パフォーマンスを低下させている問題の原因を抽出して
スポーツ医科学、バイオメカニクスに基づき
問題解決に向けた指導を行っています。
ちなみに大阪アイススペースさんは関西で唯一
弊社がトップスケーターと開発した、
フィギュアスケーター専用レディメイドインソールfeetech®︎
を好評お取り扱い中です!
次回の大阪・名古屋出張指導は9月の予定です。